2017年1月15日日曜日

不動産屋さんは儲かる

2017年K.Kさん年賀状
2017年K.Kさんからの年賀状

(1)連続して悪口を書いた意図

前5回のエントリーの特長を一言で表せば、人の悪口でした。



2016年12月13日火曜日
登場人物は全員悪人!



2016年12月17日土曜日
一発合格を逃した方へ



2016年12月22日木曜日
「フザケタ解説」撲滅運動 - 第二弾



2016年12月31日土曜日
宅建テキストのほとんどで、チョンボ(未掲載)発生中!



2017年1月12日木曜日
クレジットカードの話



という具合です。

人の悪口を書くと (特に商業主義に水を差すような事書くと) 、宅建倶楽部の実質的なメインサイトである 宅建の迷物図書館 の検索エンジンでの順位がどうなるか? を確かめる意図でそうしました。

見事に下がりましたね!(泣)
泣く子と地頭には勝てないので、当分は、「商業主義に水を差す」ような事書くのヤメにしますわ…。

実験は終わったので、今回はオメデタイ話を書きます。
それが表題の「不動産屋さんは儲かる」です。


(2)不動産屋さんは儲かる

平成26年度法人企業統計年報(平成27年9月公表)によれば、不動産業は、他の産業と比較して、売上高に対する経常利益率が高いです。

平成26年度の、全産業平均の売上高経常利益率は4.5%だったのに対して、不動産業は12.6%もありました。

不動産屋さんは儲かるのです。

抽象的に書くのは簡単ですが、これを具体化したのが冒頭の画像です。

私が教えた受講者さんで、九州の不動産屋さんです。

入社2年目にして、ようやくマンション(12戸)1.3億受注しました。(12月5日)バンザイ(手のひらの絵) と書いてあります。

K.K さん、オメデト!

2017年1月12日木曜日

クレジットカードの話

最終更新:平成29年2月9日(木)

カードの種類


2017年最初のエントリーは、クレジットカードの話です。


(1)昭和54年当時の状況

世界最初のクレジットカードが出来たのは1951年(昭和26年)のアメリカで、ダイナースクラブのカードです。

◆ ここから 1/27更新

わたくし迷物は、我が国の高度経済成長の恩恵を最も受けた「堺屋太一さん名付けるところの団塊世代」です。

1960年代の終わりころ(昭和44年ころ)は、 クレジットカードなんていう言葉さえ知らなかったです。

60年代に私が自動車を買う時、自動車ローンという仕組みさえなかった、と記憶しています。

当時はアルバイト収入しかない学生でしたが、大蔵省に勤める父親が手を回してくれたので、※※銀行虎ノ門支店の窓口に行って、「マル専手形」(当座預金のない人が、自動車の月賦払い専用に当座預金口座を開設してから振り出せる約束手形)を作って、自動車ディラーの営業に渡したものです。

余談ですが、アルバイト収入しかない学生が月賦で買ったくせに、納車された新車の車検証を見ると、所有者は小口 忍(迷物講師の本名)になってました。つまり所有権留保されていなかった(残債があるのに、いつでも転売できちゃう状態だった)のです。

父親は旧制中学卒のノンキャリアでしたが、銀行や自動車会社等の大企業の、大蔵省(現:財務省)に対する気遣いが今に始まったことではないエピソードだった、と思いませんか?(笑)

◆ ここまで 1/27更新

その後私は1979年(昭和54年)に結婚し、メキシコ・アメリカ西海岸・ハワイを新婚旅行でまわりましたが、クレジットカードの必要性はまったく感じませんでした。

私たち夫婦を案内してくれた当時の日商岩井現地社員のWさんも、クレジットカードはお持ちでないようでした。

その頃の新婚旅行組は、トラベラーズチェック(旅行者用小切手)を日本で作っていって、それをその都度サインして使っている人が99%だったと思います。

トラベラーズチェックだけで、レンタカーにも使えたし、ご禁制品以外のモノは何でも買えました。


(2)平成4年当時の状況

私は不動産バブルが崩壊した直後の1992年(平成4年)に宅建倶楽部を創業し、最初はヒマだったので、アメリカ全土の主だった所をレンタカーでまわりました。

今とは全然違う複数のスタッフで、ほぼアメリカ全土をまわりました。

ところがですね、平成4年当時も、私はクレジットカードを一枚も持っていなかったんです。

そしたら、どこのレンタカー会社でも貸し出しを断られました。

幸い、私以外の一人がカードを持っていたので、それで借りて、私も「ルート66」なんかを思い切り運転できました。

懲りた私は帰国後、市川の「ニッケ・コルトンプラザカード」というものを作り、そのカードは私の年収が上がるにつれ、ニコスゴールド(マスター)に昇格し、プラチナカードを案内されるまでになりました。


(3)その後ハッと気付いた

それから20年以上が経過し現代に至るわけですが、今では、我が国でもクレジットカードがないと、原則レンタカーさえ借りられない超カード社会になってしまいましたね。

この超カード社会、銃放任で夜道も怖くて歩けないアメリカでは理解できないこともないですが、世界一安全な我が国で導入するメリットは、まず無いと考えるようになりました。

第一に、クレジットカードは将来の財産を今使ってしまうシステムなので、10年後・20年後の若者のことを考えると、とても心配です。

リボ払いを利用している若者は、予後不良とさえ言えます!
私が若かった頃の高度経済成長時代は、ゆるやかなインフレで、銀行の定期預金の利息が6パーセントを下回ったことがなかったので、借金の利息なんて数年で帳消しになりました。

でも今の構造的なデフレの時代は、話が逆です。
18パーセント前後のリボ払い分の利息は、遠くない将来、何倍・何十倍となってご自分や家族に降りかかってくるでしょう。リボ払いの利用は予後不良です。

※ 参考
予後不良を多少なりとも解決するアイディア

第二に、現に、個人情報が抜かれっぱなしになっていて、最終的にはどこかの大国にビッグデータとして蓄積され、我が国の国民消費行動を監視する兵器にさえなりかねない危険を、大いにはらんでいます。

第三に、日本人がセコイ民族に成り下がる危険、いやすでに成り下がっています。

カードを使うと付与されるポイントやマイル欲しさに行動する人を、私はセコイやつ!と表現しています。

この第三のパターンは、お金は誰かからもらうものという思想が、日本人の間に蔓延してきたのが原因でしょう。

こういうのをサラリーマン根性というのです。
気を悪くしたらゴメンナサイ。

普通のビジネスパーソンは、どんなに頑張ってポイントやマイルを貯めても、月々せいぜい数千円でしょう。

その数千円のメリットと、

第一で述べた「将来の財産を今使ってしまう」デメリット
第二で述べた「国民消費行動を監視される」デメリット

を天秤にかけた場合、目先の数千円を優先させてしまう性根 (しょうね=根本的な心の持ち方) が、私には情けない!

迷物講師のような一部の個人事業者は、お金は自分でかせぐものという発想が身に染みてますので、ポイントやマイル欲しさに行動すること自体が、すごくアホくさいんですよ。

ANAのマイルを効率的に貯めるために、ネットを徘徊して情報を集める時間があったら、その時間稼いでしまえば、ビジネスクラスくらい簡単にタダ乗りできるという発想なんですネ。


(4)それで迷物講師は現在どうしてるか

現在わたくしは、クレジットカードを一枚も持っていません。

スーパーに行くとすすめられるTカード等のポイントカードも、しかりです。

持っているのは、前払いのための デビットカード(VISA)=ジャパンネット銀行発行のBUSINESS ACCOUNT だけ。

このデビットさえないとアマゾンのプライム会員にもなれず、資材等の調達にすこぶる不利なので、これは仕方なく持っています。

高速道路のETCカードは、デポジット式(預かり保証金式)のやつを持ってます。
でも、ETC専用の料金所を利用することは、まず無いですね。

なぜならば、首都圏ではETC専用料金所は混雑していることが多く、現金払い用の料金所で支払っちゃったほうが速く通過できるからです。

またETC専用レーンのバーが開かない時(たまにある)、バイクだった場合に超危険なのも、ETC専用料金所を利用しない理由です。

なお、宅建倶楽部の有料教材を購入するには、現在すべてのクレジットカードが使えますが、10年後・20年後の若者のことを考えて、将来的には廃止する方向で検討中です。

それで売り上げが減っても、迷物オヤジはのカッパでござりまする。