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スターツ所属-伊藤美誠選手(卓球) |
不動産業界は、他業種への転職率が高く、25年以上この業界に定着している人は、財閥系を除くと相当低いです。
言い方換えると、不動産業界にしかも同じ会社に25年以上勤務している人の多くは、役員または部長クラスになっています。
そこで今回は私が、ある人が25年以上この業界に定着しているかを見破る物差しとして使っている二つの不動産屋さんの名前をあげ、少し裏話的な事を語ってみようかと思います。
一つは「千曲(ちくま)不動産」、もう一つは「コリンズ」です。
(1)千曲不動産
千曲不動産は、1969年(昭和44年)3月に、現在のグループ CEO 村石久二さんが東京都江戸川区で創業した個人免許の不動産屋さんが発祥で、25年前のバブルがはじけた頃に「千曲を知らない人はモグリ!」と言われたほどの会社です。
村石さんは当時の大和銀行出身の方で、特に江戸川区の大地主さんに非常に可愛がられ急成長されました。
その地主さんの跡取り息子に I さんという私のファンの方がいらっしゃり、奥さま共々私の生徒さんで、お二人とも平成が始まった頃、宅建に一発合格されました。
この千曲不動産、現在は「スターツ」と社名を変え、7,000名以上の従業員を擁する東証一部上場企業に育っています。 TYO: 8850
業績もすこぶる好調で、つい最近のリオ五輪卓球女子団体戦で銅メダルを獲得した若干15歳の伊藤美誠(いとう・みま)選手と、彼女が中学1年生の頃から所属契約をしているのが、「スターツ」です。
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スターツの関連ページ
なお、私の息子は「スターツ」に就職して9年目、すでに管理職登用試験にも合格しましたが、あと20年くらい勤めれば役員または部長クラスになれるでしょうかね?(笑)
(2)コリンズ
コリンズは、千曲(スターツ)とは対極にあった会社で、千曲がお客さん寄りの誠実経営を旨とすれば、いわゆる地上げ屋の代表格、悪徳不動産の代名詞のような会社でした。
現在、コリンズは跡形もなく消滅していますが、創業者のK氏のお嬢様とその婚約者のM君が、やはり私の生徒さんで、お二人とも平成が始まった頃、宅建に一緒に仲良く合格されました。
若い人が、現在このコリンズの事を調べるには、"地上げ コリンズ"とググってみるといいです。
K氏のお嬢様とその婚約者のM君は、それはそれは人当たりが良く、世間で言われているような悪徳性は微塵も感じれないカップルで、宅建合格後まもなく結婚され、成城学園の豪邸で新婚生活を送っておられました。
コリンズ消滅後のお二人がどんな生活をされているか、風の便りにきく事もありますが、個人のプライバシーに強く関連するので、これ以上の言及を避けます。
(3)
私は、「リオ五輪なんか絶対に観ないぜ」と8月上旬に宣言しましたが、テレビやネットを完全に遮断することは不可能で、伊藤美誠選手が大活躍した卓球女子団体戦だけは、テレビにカジリツイテしまったことを、ここに白状します。
それにしても四半世紀25年って、どんな人の人生をも大きく変えてしまう時間なんですね!