更新:平成29年1月5日(木)
(1)前代未聞
平成29年受験向けの宅建テキスト・問題集のほとんどで、現在チョンボ(重要法令の未掲載)が発生してます。
わたくし迷物講師は、あした(2017年1月1日)で宅建講師歴30年になりますが、そんなの前代未聞です。
(2)チョンボの中身
宅建試験の法令に関する部分は、その年の4月1日現在施行されている規定に基づいて出題されます。
でも、平成29年受験向けを謳っているほとんどのテキスト・問題集では、平成29年4月1日現在施行されることが決まっている重要法令が、どんなにオマケしても6つ、掲載されていません。
全部が宅建業法です。
(3)チョンボが発生した原因
原因は、政府の急な発表(閣議決定)にあると思います。
私を含めた予備校関係者の間では、せいぜい平成29年5月下旬くらいと思われていた施行日(したがって、平成30年受験向けのテキストに書けば大丈夫と思われていた重要法令)が、つい10日ほど前の平成28年12月20日の閣議決定で、急に、平成29年4月1日にされてしまったのです。
(4)お正月の宿題?
ま、宿題と言ったら大げさですが、平成28年12月20日の閣議決定の内容(平成29年4月1日施行)を事前に知っていた所が、私が調査した限りでは最低「3つ」あります。
これらの所は、遅くとも平成28年10月の段階で、平成29年4月1日施行を知らされていたと思われます。
でなけりゃ、いま本屋さんで買える本には間に合うわけないでしょ?
その「3つ」ってどこか?
冒頭、画像を載せた3つのテキスト作成にかかわっている所です。
信頼と実績の報道機関「住宅新報社」以外、私には少しミステリーです。
与党を敵にまわせば書けないこともないですが、臆病な迷物講師は腰が引けてしまいますネ。
出し抜かれた予備校関係者だけじゃなく、宅建受験者の皆さまにおかれましても、お正月休みにイロイロ想像してみると、オモシロイかと…。
(5)対策
一度印刷されちゃった市販本は、もはや訂正できないので、平成29年1月以降も、そのままの状態で市販され続けるでしょう。
夏頃までには、「自分で訂正してね!」なんて出版社がサイトやブログ等で告知してくれるでしょうが、今スグにでも訂正する方法は有ります。
それは、迷物講師作の下記のリンク先を参照することです!
そうすれば「ご自分がお使いのテキストの訂正」は、10分も掛からないで出来るでしょう。
「ご自分がお使いの問題集の訂正」は、下記リンク先を参考にすれば、ある程度は可能ですが、完全には不可能かも知れません。出版社にお問い合わせ下さい。
繰り返しますが、一度印刷されちゃった市販本は、もはや訂正できないので、平成29年1月以降も、そのままの状態で市販され続けるでしょう。
なお、冒頭に画像を載せた3つのテキストは、チョンボが発生していませんが、迷物講師がふだんからお勧めしているのは、「パーフェクト宅建 基本書」だけであることを付け加えておきます。
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宅建の迷物図書館に置いてある無料の参考書・テキスト「宅建業法」目次
平成29年版パーフェクト宅建 基本書(住宅新報社)