(1)
「飽きる」っていうのは、それを続けるのがイヤになっちゃう事ですね。
近世後期から、江戸で使われ始めた言葉だそうです(広辞苑第五版)。
宅建試験の勉強において、「飽き」ほど怖いものは無い!
(2)
4月のある日、なぜか私は、「
あーあ! 何もかも飽きたよ!」ってスタッフの前で愚痴ってしまいました。
そしたら「迷物先生ご乱心!」と冷やかされ、「少しは街を見て来なさいよ!」との多数説に押し切られ、止む無くSuicaを貸してもらってバスと電車を乗り継ぎ、千葉県北西部にあるイロイロな街をうろついてきました。
SuicaってJR以外にも京成・新京成・東武鉄道とどこでも使えるんですね。
しかもそれぞれの鉄道会社が運営するバスにも乗れる!
すごい時代になったんですね。全然知りませんでした。
それほど自動車・バイク一辺倒の生活を、何十年としてきた私です。
その意味からも、「やっぱり船橋の仙人だわい!」と、自分で自分に苦笑してしまいました。
で、イロイロな街をうろついてきて、私が得た感想はどうだったか?
第一印象は、「
みんな、よく人生飽きないよね!」って事。
公共の場は、とにかく整然としていて、ロボットが街を歩いているみたい。
昔警官に石投げてた全共闘世代のオヤジが、列をみだした途端に睨まれる。
電車の中もバスの中も、半分以上の人がスマホ(タブレット含む)やってる。
スマホってそんなに面白いの?
スマホの何が面白いの? ゲーム?
10年前と比べ、携帯で電話してる人が少ないのにもゾッとしました。
メールやライン等の文字送信機能使うより、電話で話しちゃった方が早くない?
電話するのを敬遠する人が増えたとしたら、それは何故?
(3)
何もかも飽きたよ!ってスタッフの前で愚痴った「何もかも」とは、私の場合、「仕事に使っている道具のすべて」ということです。
だから、「ヤフーやグーグルはもちろん、普段読んでいる有名ブロガーの有料記事や宅建関連サイト、同業他社および資格試験に関係する講師全部」ということです。私は、それらすべてに「飽きたよ!」って感じているのです。
それらすべてと、「関係を続けるのがイヤになっちゃった(飽きちゃった)」という意味です。
その理由は、なんかお里が知れちゃったって言うか、ネットでの商売って「ふり」と「うそ」に満ち溢れているなあ~ っていう深い絶望感から来てるんだと思います。自分でもうまく表現出来ませんが…。
こう考えると、「電車の中もバスの中も、半分以上の人がスマホやってる現状」や「10年前と比べ、携帯で電話してる人が少ない現状」って、やっぱり何だか変だな、と思うんですね。
少し上で、「
みんな、よく人生飽きないよね!」って書きましたが、ホントは心の中では私と同じで、「
あーあ! 何もかも飽きたよ!」って感じ始めてるんじゃないの?
だって、「ふり」と「うそ」に満ち溢れているネットから受ける絶望感については、皆さまだって迷物講師と同じでしょ?
この絶望感ほど「飽き」を誘う要素は、他に無いのではないでしょうか?
(4)
以上のような事を感じながら、3日連続で街をうろついてたら、船橋市内で面白いパンフレットをもらいました。
それが冒頭の画像です。
最初は怪しいと思いましたが、言ってることは至極まっとうです。
「ふり」と「うそ」に満ち溢れているネットに絶望感を抱いている皆さまには、一見の価値があると思います。