(1)迷物講師の存在意義
私の本名は小口忍(おぐち・しのぶ)であり、ただのオヤジですが、しかし実在してます。
対して迷物講師は、一つのブランドであり、私自身が「架空の人物じゃねーの?」と思ってるキャラです。
そんな迷物講師がこの世に存在してるように演技してるのは、「
普通の人を宅建試験に合格させたい」からです。それ以上でも未満でも有りません。
(2)「普通の人」って誰?
迷物講師が合格させたい「普通の人」って、下のどれかに当てはまっちゃう人です。
1.基礎学力がそんなに高くない人
学校時代の成績があまり良くなかった人ですね。
2.最近あまり本を読んでない人
基礎学力が高くても、仕事が忙しい等の理由で、最近あまり本を読んでない人は、「普通の人」です。
宅建はパソコンの試験じゃなく、紙文書の読解力ですべてが決まる試験。
また、どんな勉強でも「習慣の積み重ねが物を言う」ので、最近あまり本を読んでない人は「普通の人」です。
3.意志がそんなに強くない人
何事にも飽きやすい人です。
ネットが発達し情報が多様化するにつれ、飽きやすい人は平成10年代の頃より確実に増えたと思います。
(3)普通の人が合格するための対策 - 権利関係
去年(平成25年度)の宅建試験合格率は、全国平均で15.3パーセント(受験者186,304人、合格者28,470人)でした。100人のうち15人しか合格しない試験です。
しかも、この15人の合格者のうち10人から11人は「普通じゃない人」!
つまり、
1.基礎学力が高い
2.最近よく本を読んでる
3.意志が強い
の三拍子そろった人が、宅建合格者の3分の2以上を占めてます。
以上を前提に、これから「普通の人が宅建に合格する」ための権利関係についての対策を書きますが、今回は
劇薬も必要と考え、太宰治(だざい・おさむ)じゃなくデカルトで行きま~す!
※
太宰治(1909年 - 1948年)
… 疑うことは悪徳だ、と言った作家
デカルト(1596年 - 1650年)
… 疑うことは美徳だ、と言った哲学者
(イ)権利関係は全然勉強しない 劇薬です!
ここ数年、権利関係(民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法)がメチャクチャ難しくなってます。
宅建試験全50問のうち権利関係は14問出題されますが、何と!、権利関係は合格者でも半分も取れないのがここ数年の傾向です。
去年(平成25年度)なんか、14問中5問~6問正解で合格した人が結構出ました。
14問中5問~6問正解でいいのなら、全然勉強しないで試験に行っても同じです。
実際去年は、権利関係は問題文も読まないで、全部「4番の肢」をマークして帰ってきた人は、6問正解になりました。
おととし(平成24年度)は、同じく権利関係は問題文も読まないで、全部「4番の肢」をマークして帰ってきた人が、5問正解になりました。
※
今年(平成26年度)も全部「4番の肢」をマークするのが吉とは限らないので注意!
このような民法の難易度急上昇は、
試験委員の陰謀くらいに軽く考える明るさも、「普通の人」には必要かもしれません。
というより、日本人の大多数を占める「普通の人」こそが、元来このような明るいキャラを持ち合わせているんでしょうね。
いずれにしても、デカルトのように「疑うことは美徳」と心得るのも、普通の人が宅建に合格するためには十分有り! だと思う今日このごろなのです。
(ロ)権利関係は、「時間を掛けず」に、基本を「鷲づかみ」する
権利関係を全然勉強しなくても、運が良ければ、合格者と同じような点が取れます。
でも毎年、合格基準点より1点下には1万人前後の「あとチョット組」が出てしまうのが宅建なので、もう少し科学的に考えたほうが、普通の人にとっても、合格する可能性が高まります。
「普通の人」に一番オススメなのが、
・時間を掛けずに
・権利関係の基本を「鷲づかみ」する
ことです。
この方法で、最近の権利関係が二桁(10問)取れた「普通の人」もいます。
時間を掛けない点ですが、理想は20時間で、権利関係の基本を「鷲づかみ」することです。
1日2時間やるとして、10日で「鷲づかみ」してしまうのです。
※
「鷲づかみ」とは言っても、普通の人が二桁(10問)取るには、合計10時間くらいじゃ無理!
この1日2時間は、最近あまり本を読んでない「普通の人」には、必ずしも机の前でしなくてもいいです。
むしろ「空き時間の有効活用」というスタンスで、乗り物の中、喫茶店などがいいです。
散歩中でも構いません。
したがって、権利関係の基本を「鷲づかみ」する道具は、「
音声」しかないでしょう。
ネットでいろいろ探してみると、見つかるかもしれません。
最近は動画が多いですが、動画は、「
講師の声を聴いてるだけで鷲づかみ」できそうなものを選んで下さい。
画面を見つめていないと講師の話が理解できないような動画は、そもそもダウンロードしちゃダメ。「鷲づかみ」どころか、深みにハマっちゃう危険が大きいです。
(ハ)雑踏でも音声を聴きやすくする道具を使う
権利関係の基本を「音声」で短時間に「鷲づかみ」するには、専用道具を使うのも重要だと思います。
騒音をカットする「ノイズ・キャンセリング式」のイヤホンがオススメです。
下の写真のソニー製のものは、騒音を約98%カットするワイヤレス型。
色はブラックの他に、レッドとホワイトも有ります
私が調べた時、
ヨドバシカメラのサイトでは税込9,660円でした。
(二)終わりに
以上、「疑うことは美徳だ」と言ったデカルト風に書いてきましたが、
1.基礎学力がそんなに高くない
2.最近あまり本を読んでない
3.意志がそんなに強くない
わが愛すべき「普通の人」は、夏からの勉強において、どうか「
時間は有限、使い方は無限」を合言葉に頑張ってチョーダイ! です。
6月のワールドカップ見すぎた人も、根がまじめ=後ろめたさを感じてる限り、アディショナル・タイム(ロス・タイム)での大逆転も可能です!
でないと、試験委員の陰謀に引っ掛かるだけで終わっちゃいます。
悔しいじゃないですか!