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現代歌人 穂村弘(ほむら・ひろし)氏 |
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画像は、現代歌人の穂村弘(ほむら・ひろし)氏。
いま穂村氏は、週刊文春で「私の読書日記」という連載をもっていらっしゃいますが、同誌平成28年11月17日号には、私が松本清張について若い時から感じていた事と同じことが書いてあって、ビックリ仰天でした。
松本清張の推理小説の「登場人物は全員悪人!」という氏の論評部分です(同誌113ページ)。
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「黒河の手帳」「高台の家」「十万分の一の偶然」「天才画の少女」「渡された場面」「潜在光景」等々、私が読んだ限りの清張作品の登場人物は、確かに全員悪人!なんですよ。
それで今回は何が言いたいか? というと、「登場人物は全員悪人!」という前提で何かを読むと、
・ 全然疲れない
・ したがってスイスイ読める
ということを、このブログをご覧の皆さまにお伝えしたかったのです。
推理小説はおろか、新聞の政治経済記事からネット上のブログに至るまで、「登場人物は全員悪人!」という前提で読むと、全然疲れないでスイスイ読めるはずなので、皆さまも試してみるといいです。
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私は現在60代ですが、50代まではどんなモノを読む場合にも、この中に「必ず善人がいるはずだから、その人を探そう!」との心構えで読んでいました。
でも60代になってからは、そう読み方を完全にやめたお陰で、読書スピードが若い時の5倍くらいになりました。
いまでは、ネット上の宅建関連ブログを読む時なんか「登場人物は全員悪人!」を通り越して「書いてる人も全員悪人!」という段階にまで進んじゃってます。
ここまで来ると、まさに仙人の心境に近く、宅建受験者の皆さまに「コビを売らなくても生活できる」ようになりました。
皆さまがいまお読みの「私のこのブログの副題」がそれを表しているのかもしれません。
そう!
わたくし今は、閲覧者を「イジル」のが何よりの楽しみで書いてます。
変な人に嫌われるためです。いい人に好かれるためと言っても同じ。
迷物講師は客を選ぶヤラシイ商人なのです!