2014年10月23日木曜日

苦労人は他人に優しくなれる。 だがしかし…

(1)


「苦労人は他人に優しくなれる」というのは真理に近いと思います。

「あの人は苦労人だ!」とふと口をついたとき、「あの人は優しい人だ!」と同義語である場合が多いですネ。

私が30歳前後でドブ板営業をやってた頃、門前払いもせずに「お茶でも飲んで行きなよ!」と言ってくれた世田谷の鉄工所のオヤジさんは、今でも決して忘れません。

ああいう人が苦労人だったんだ…。

(2)


それから高度経済成長は終わり、不動産バブルがはじけ、リーマンショックもあったりして現在に至ります。

そして今は「他人から共感してもらう」のがビジネス成功のカギと言われます。

これも、真理に近いと思います。

(3)


だがしかし…。

「他人から共感してもらう」手段として、頼まれもしないのに自分から積極的に「苦労人」であることを強調するのは、いかがなものでしょう。

資格ビジネスで言えば、「私はこれだけ苦労してやっと合格できたからこそ受験者の皆さまに優しくなれるのです」的な論調は、いかがなものでしょうか?

最近、こういう論調でネットビジネスを展開している人が増えていますが、これは当の御本人の倫理観の欠如というより、それを煽るビジネス書の著者・ビジネスセミナーの主催者が犯人です。

苦労は自分で語った瞬間に逆効果となってしまうのがこの国の変わらぬ文化なのです
MBA帰りなどに洗脳されてはいけません!

そういうビジネスに百円でも払おうとしている一般消費者のかたも、今日の話を知っていて損はないと思いますヨ!