2014年4月5日土曜日

Google のスゴイところ

(1)グーグルは瑕疵担保責任を負わない


売買等の有償契約では、目的物に隠れた瑕疵(かし=欠陥)があるときは、売主等は買主等に対して、損害賠償等の責任を負います。
これが瑕疵担保責任で、宅建試験にも良く出題されるテーマですね。

でも贈与等の無償契約だと、贈与者は瑕疵担保責任なんか負わないのが原則です。
ネット利用者の大多数は、無償でグーグルを使っているだけなので、もしグーグルが提供するコンテンツに瑕疵があったとしても、利用者はグーグルに損害賠償なんか請求できません。
グーグルは「永遠のβ版」と言われる所以(ゆえん)です。

自動車や電気メーカー、あるいは住宅メーカー等では考えられないビジネスで儲けてるのが、グーグルという会社です。

これを面白く思わない従来型の産業は、「やっぱり物作りが原点だよね!」なんてスネテいるようです。
「物作り(有償)の最大のリスクは瑕疵担保責任を負うこと」は、産業革命以来の常識なのに…。

(2)グーグルは人件費をかけない


従来型産業の利益を最も圧迫しているのは、昔から人件費と決まってます。

でもグーグルは人件費をかけないで儲ける会社です。
出来るだけ人手をかけないで、「数学的アルゴリズムでコンピュータを操って」儲けます。
ここがアマゾンとの大き違いでしょう。

グーグルは世界中に数万人の従業員がいると喧伝(けんでん)されることが有りますが、グーグルの純利益からすれば、この人件費なんて微々たるものです。

グーグルは原則電話サポートをしません。人件費をかけない会社だから…。
グーグルに電話できるのは、ごく限られた人です(私はなぜかその一人)。

グーグルJAPANでは米国本社と同様に、昼食等はタダ、仕事中にプロのマッサージも受けられ、タクシー等は専用のカードで乗り放題です。

それでも従来型産業と比べれば、そんなのは微々たるもんなんです。
もっともここでは書けない「何か」が、グーグルの人件費削減に一番寄与してるんですが…。

(3)グーグルは携帯キャリアに進出しないと思う


きのう宅建倶楽部のスタッフが「グーグルが携帯キャリアに進出するかも?」というニュースがある、と教えてくれました。

でも、「適当なニュース流しやがって!」っていうのが私の直観です。
ソフトバンクのような携帯キャリアになれば、瑕疵担保責任を負うのは必定だし、人件費も膨大になるからです。

グーグル本体は何もしないでしょうね。

米国の携帯キャリアのレベルは、接続速度やサービスの点でもわが国よりかなり悪いらしいですが、米本国でも、携帯キャリアには進出しないと思いますよ!

グーグルグラスのような話題の製品についても、グーグル本体が「瑕疵担保責任を負わない」・「人件費をかけない」方向で裏技を考え中だ、と私は考えてます。

以上の私の予想がハズレたら、グーグルの今の勢いは10年も経たないうちに衰えるでしょう。
日本人、特に従来型産業に従事している同胞としては、それはそれで愉快かも知れませんが…。