何しろ"経済はムード"ですから!
(1)宅建受験者の7割に好影響
宅建試験の実施機関が発表した資料によれば(いずれも平成24年度)、
1. 不動産業が合格者に占める割合…30.3パーセント
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2. 建設関係が合格者に占める割合…10.7パーセント
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3. 金融関係が合格者に占める割合… 9.7パーセント
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で、合計すると50.7パーセントになります。
残りの合格者は、他業種(23.6パーセント)・学生・主婦等です。
私が得ている情報では、他業種・学生・主婦等でも、将来不動産業・建設関係・金融関係に進むかたは20パーセントいます。
また、合格者の割合と受験者の割合は、大体一致します。
そんなワケで、2020年の東京五輪決定で、7割の宅建受験者に好影響するとみています。
(2)良い愛国心
私の学説(?)では、 愛国心(≒ Nationalism)には悪いものと良いものがあります。
ア.悪い愛国心(戦闘的愛国心)
他国と「戦闘する」愛国心です。
戦争が典型ですが、尖閣諸島・竹島・北方四島等の「領土問題」もこれに属します。
イ.良い愛国心(非戦闘的愛国心)
他国と「競争する」愛国心や自国の「伝統・文化を誇る」愛国心です。
今回のオリンピック招致で、トルコのイスタンブールやスペインのマドリードと競争したのは、他国と「競争する」良い愛国心に属します。
(3)ただし警戒は必要
オリンピック招致が良い愛国心だとしても、手放しで喜ぶのは禁物!
なぜならば、他国と「競争する」愛国心が行き着く先は、近代五輪の家元がヨーロッパ貴族であることが物語っているように、市場原理主義かもしれないからです。
※
そう言えば、我が国の招致委員長の竹田恆和さん(明治天皇のひ孫)も、竹田の宮という元皇族の家系でしたね(今の グランドプリンスホテル高輪 は竹田の宮の屋敷だったことで有名!)。
ここしばらくは、"経済がムード"であることを百も承知の政府やマスコミが"お祭り気分を煽り消費税増税の布石に利用する危険"等もあるので、迷物講師と同じフツーの人は、警戒を怠ってはダメだと思います。
朝起きてテレビみてたら、私と同じ年代のフツーの人が、"1964年(昭和39年)の東京五輪の時の感動を子や孫に伝えられるので嬉しいです!"なんて人の良さそうなコメントしてましたが、「チョット待てよ!」と、当時からデカルトの方法序説を読んでいた迷物講師は感じたのでした。